2018.8.4

2010年7月17日

手術当日の朝。

飲水は昨日の21時までだったので、どうしても喉が渇くなら、うがいで口腔内をゆすぐ。

浣腸し、完全に腸内をきれいにする。

最悪の場合、腸の切除もありうるための処置。

手術着に着替える頃には、家族も病室に着く。

朝1番の手術で、約8時間の手術予定。

車椅子で手術室に向うエレベーターまで家族と一緒に向う。

 

昨夜はこのまま逃げ出すことや、最悪の場合の術後の自分の今後のことや、どうして今私は病院のベッドにいるのか、なぜ私がこのような病気になったのか、なにが原因だったのか、考えれば考えるほど不安になり同室の他の方に聞かれないように声を殺して泣きました。

この病気の宣告を受けてから2ヶ月ほど経つが、その時まで泣く余裕がなかったというより、最悪の場合まで心の準備ができてなかったと思います。

改めて主治医から説明を受けて、初めて自分が癌患者であることを認めざるを得ないと覚悟したのだと思います。

でもしっかり涙を流して泣き尽くしたら、いろいろ考えていても仕方がないとの腹が決まり、その後はしっかり寝ていたよう。

一晩寝れば立ち直る性格がここで発揮されたのでしょう。